鬱と私の終わり無き戦い

三十路女が鬱による転落人生&隠れ毒親と戦い足掻きながら 殴り書きするブログ

アダルトチルドレン、空っぽの私。

私は、アダルトチルドレンだ。

 

肉体的な虐待やアルコール依存など、直接的なものではない、屈折した精神のサンドバッグだ。

 

小さい頃から、亭主関白な父と、過干渉な母の元で、必死に生き抜いてきた。

 

母の生き甲斐は、三人の娘たちだった。

 

私は長女。

 

成績優秀、品行方正、容姿端麗。

 

父に精神的虐待を受ける母を喜ばせるために、ストイックに【理想の娘像】を目指し、実現し続けてきた。

 

 

10年後くらいに聞いた話だが、周りの友人には、その当時、狂わんばかりに勉強に打ち込む姿が異様で、恐ろしいものに映っていたそうだ。

 

 

自分の意思ではなかった。

 

 

全ては母のため。

 

母はかわいそう。

 

私が守らなきゃ。

 

私が頑張れば、

 

私が褒められれば、

 

母は喜ぶ。

 

幸せになる。

 

 

そして、24歳の晩夏。

 

私は鬱に倒れた。

  

 

 

空っぽだった。

 

 

『働けない自分は、自分じゃない』

 

 

泣きながら、ベッドの上でこう言った。

 

 

価値がない。

 

優秀で、美しく、勝ち続けていない自分には、

 

価値がない。

 

価値がない。

 

なぜ?

 

こんなにも頑張ってきたのに、

 

こんなにも、楽しみや興味を犠牲にしてきたのに、

 

なぜ、私は、

 

空っぽなのだろう。

 

価値がないのだろう。

 

答えは、一冊の本から導かれた。

 

『心の休ませかた 40のヒント』

 

この本が、私の心の、暗く、冷たく、重たい扉を開いたのだ。

 

 

続く